Gynecology
婦人科
月経困難症
月経困難症は子宮・卵巣に物理的な異常のない「機能的月経困難症」と子宮筋腫・子宮腺筋症・子宮内膜症をベースとした「器質的月経困難症」があります。
後者は腹腔鏡手術などの外科的手術が必要となることがあります。いずれにしてもパフォーマンスを低下させて学校生活や仕事のみならず日常生活の質を下げることになります。
多くの女性が月経困難症で悩まれており、当院では漢方・低用量ピル・黄体ホルモン製剤(ミレーナ挿入を含む)、年齢よって偽閉経療法の提案、さらには症状の程度によって外科的手術可能な病院様への紹介を行っております。
月経不順
生理のお悩みの中でも、もっとも多いのが「月経不順」です。
通常は、25〜35日の周期で起こる生理ですが、無理なダイエットやストレス・何らかの病気が原因となって、数ヶ月に一度、あるいは全く生理がない月経不順になることがあります。
子宮不正出血
不正出血は、様々な原因で発症します。健常な方でまったく問題ない方から、経過観察が必要な方、悪性腫瘍を疑う方など、病態は多岐にわたります。
まずは、受診していただき、ご相談ください。
子宮筋腫
子宮筋腫とは、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍で、成人女性の4人に1人は子宮筋腫があると言われています。命にかかわる病気ではありませんが、ごく稀に悪性腫瘍である子宮肉腫が見つかる場合もあります。
また、子宮筋腫は、大きさや、できた部位によっては、不妊症や流産、早産の原因となったり、ひどい生理痛や貧血の原因となって日常生活に支障をきたす場合もあります。症状の変化が緩やかなため、気付かないまま悪化してしまうことも少なくありません。予防や早期発見のためにも、定期的に婦人科検診を受けるようにしましょう。
子宮内膜症
20~30代の女性に増えている「子宮内膜症」。病名を聞いたことはあるけれど、実際はどんな病気なのか知らない方も多いのではないでしょうか?
子宮内膜症は、月経のある成人女性の10人に1人がかかると言われているほど身近な病気になってきています。まずは病気に対する正しい知識を持ち、疑われる症状(重い生理痛、月経量が多いなど)が出た場合でもできるだけ冷静に対処できるようにしておきましょう。
PMS(月経前症候群)
月経前に、むくみ、頭痛、倦怠感、うつ症状など様々な症状がみられる方がいます。治療方法は、低用量ピルや漢方薬の内服などが中心となります。
低用量ピルの内服が難しい方に対しても個別に対応しております。
様々な年代の方に対して、様々な症状に合った治療ができるように努力しております。
卵巣のう腫(卵巣腫大、卵巣腫瘍)
卵巣は、健常な成人女性においても、月経周期の中で、様々な大きさや形状に変化します。このため、健診などで卵巣が腫れていると指摘されて来院される方もいらっしゃいますが、全ての方が、卵巣腫瘍であるとは限りません。問題ない方でも、一時的に卵巣が腫大することがあります。また、卵巣腫瘍の場合、当初は自覚症状がほとんどなく、気付いた時には、かなり病状が進行していることがあります。
卵巣腫瘍は、超音波検査やMRIなどの画像診断や、腫瘍マーカーなどの血液検査で、腫瘍のおおよそのタイプや大きさを診断していきます。子宮ガン健診などとの大きな違いは、直接、卵巣の細胞や組織を調べることができないことです。このため、病態をより正確に判定するためには、経過を追って超音波検査などの画像診断、腫瘍マーカーなどの血液検査を行うことが重要となります。普段から1年に1回は、婦人科で子宮ガン健診と共に、超音波検査で卵巣のチェックを受けることをお勧めします。
また、卵巣のう腫(卵巣腫大)を指摘された場合、定期的に婦人科受診をして、経過観察をしていくことが重要です。手術が必要であると思われる方には、高次医療機関をご紹介させていただきます。
更年期障害
毎月の月経がなくなり、女性が閉経を迎える年齢は、50歳前後といわれています。
一般的にはその閉経を挟んだ45~55歳の約10年間を更年期と呼んでいます。閉経には個人差もありますので、45歳よりも前から更年期が始まる方もいます。
当院では、漢方療法、HRT(ホルモン補充療法)等を患者様の状態に合わせて提案させていただきます。
性感染症
クラミジアや淋菌感染により、腹膜炎や卵管炎などが起こることがあります。不妊症の原因にもなりますので、早期の治療が大事です。また、コンジローマやヘルペスなどについても、薬剤投与は有用です。一人で悩まず、ご相談ください。
低用量ピル
排卵や子宮内膜の成熟を抑え、月経時に生じる痛みや経血量を少なくする効果もあるお薬です。
経困難症の適応のみ保険診療扱いとなり避妊、月経不順、ニキビ治療等は自由診療扱いとなります。
- 低用量ピルの副作用
- 服用し始めて2~3カ月の間は、まだ身体がお薬になれるのに不安定な時期です。
頭痛や不正出血、腹痛や吐き気などの症状が現れることがあります。 - 服用できない方
- 片頭痛(眼華閃発のある方)、タバコを吸われる方は血栓症を起こす可能性があるため、低用量ピルを服用することが出来ません。
(低用量ピルを服用する際には、禁煙していただく必要があります) - 費用について(自由診療の場合)
- 初診料2,880円(税込)
お薬代3,150円(税込)〜
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